【造血幹細胞移植後】爪が生まれ変わってはがれる
退院後しばらくしてのこと。
抗がん剤により黒ずんでいた両手の爪が、ゆるゆるし始めました。
まるで抜ける前の乳歯みたいに不安定。
内心ビビりだから、まだしっかりくっついているのを引きちぎることはできず、
力を入れるたびズレたり、シーツや糸に引っかかったりと不便極まりない。
さらにペットボトルのふたとか瓶とか開けづらい。
看護師さんと話していて、不便なんですよー、って言ってみたところ
意外な解決法がマニキュアのトップコート!
これは!!!!老若男女問わず透明だから使いやすいじゃないか!!
ゆるゆるになってきた爪の根元からしっかりトップコート塗って乾かすだけ。
本当に生え変わるときはそれでも取れてしまうけれど、しばらくは快適☆
あ、ちなみに足の爪にも同じ現象が起きました。
コンビニのマニキュアの棚にあるちっちゃいやつでOKです。
なお、しっかり固まるだろうけど ジェルネイルはおすすめしない。
はがすときにできるだけシンプルに溶かせるやつがいいです。こんな感じの。
価格:638円 |
薬の量がとっても多い
退院してから最初に困ったこと。
薬の量が多い。
しかも飲み忘れちゃいけないし、時間ごとに飲む量も違う。
もちろん拒絶反応の出方によって量や種類は異なるのだけれど
この日の量は少ないほうだったと記憶している。
飲み忘れた場合は病院に確認しなければならないけど、そう頻繁にかけられない。
だってうっかりものだってばれちゃうじゃない。
そんなときは!これ!かなり重宝!
量的にちょっと足りないときには、壁掛けタイプのものでもよいかも。
個人的にはこれでかなり助けてもらいました。100均でも出会えた。
薬を飲む量は、通院したりほかの症状が出てくるたびに変更され、
袋で管理してた時は目の前に大量の薬袋を並べてチェックしてました。
とんぷくの薬もあるし、外用薬もある。
それまで使ってた薬箱じゃ入りきらないので、専用薬かごもあると便利です☆
社会復帰への手がかり
2016年、私は2度目の人生をはじめました。
骨髄異形成症候群(MDS)と診断され、造血幹細胞移植(骨髄移植)決行。
いろいろなひとに支えてもらって、文字通り骨の髄から新しい人生。
病院にいるうちは医療関係者の方々に助けられ、困ったことがあればすぐに聞ける。
けれど社会に戻るまでは・・・情報がなく手探りのことも多くありました。
命を助けてくれるまでが病院の役目。
それは見た目や生活の質、その後の必要なことは自分で探していくということ。
そんな戦いに向けて、いままでの体験が何か役に立つことがあるかもしれない。
私を助けてくれた人がいるように、ここでの何かがだれかの支えになれたら嬉しい。
戦う本人にも、そばで支えるひとにも、ほっとひといき便利帳になることを願って。。