季節の移り変わりがわからない
今週のお題「外のことがわからない」
これは本当はコロナウイルスの自粛中のことなのでしょうけれど・・・
私たちのような移植を受けた患者の入院日数は、数か月に及ぶことが多いので、本当に「外のことがわからない」。しかも院内から出ることはできず、窓のあかないクリーンルームで過ごすことが多いので外の気温もわかりませんでした。
お花の持ち込みもできないから、旬のものは周りに何もないのです。
一番困ったことは、入院中に季節が変わってしまったこと。
私が入院した時には寒くてコートを着て病院に行ったのですが、退院するときにはコートはもう不要の季節。
病人っぽい格好でいると弱った気持ちになるのが嫌で、普通の服が着たかったのですが、免疫力がないため退院後すぐには電車や密になる場所に買い物は行けません。土の多い場所や海岸線もダメ。
自宅待機一択になるので新しい服を買いに行けなかったのです。
しかも体のサイズもだいぶ変わってしまって、コンプレックスのかたまり。
そんな時、通販で服を買うのが楽しみで、宅配業者さんにはとってもお世話になりました。
コロナウイルスの影響下は、少し退院後と似ています。できることとできないことが頻繁に入れ替わる。
できないことに目を向けるより、新しい工夫が必要な時期なのかな。